東洋医学と西洋医学

今日の西洋医学は社会に大きく貢献し、多くの経験と実績を積み重ねてきた医学であるといえます。また、気功治療も含めた東洋医学も伝統医学としてこれまでに長い年月をかけ熟成してきた医学です。これら西洋医学と東洋医学にはそれぞれに得意とする分野があり、優劣をつけることなど出来ません。重要なことは西洋医学と東洋医学が補完し合い治療効果を高めることにあります。しかしながら、東洋医学は西洋医学と比べまだまだ認知度が低く、西洋医学との連携も十分ではないのが現状です。東洋医学を正しく理解すれば、現在の不快な症状などを改善する新たなヒントが見つかるかもしれません。当ホームページが治療方法の一つの選択肢として気功治療を含めた東洋医学の治療を受ける助けになればと思っております。


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東洋医学について

 病気の捉え方

東洋医学において病気とは病名をつけることではありません。例えば胃が痛いなどの症状がある場合、東洋医学では症状を起こしている胃も含め体全体の症状やその人の持つ体質、さらには生活習慣などにも着目し治療に取り組んでいきます。これは胃が痛いという症状のおおもとの原因が必ずしも胃にあるとは限らないからです。この胃の痛みを引き起こすおおもとの原因を見つけ出し、改善すればおのずと胃の痛みも快方に向かうというのが東洋医学の考え方なのです。

 治療の方法

上記の通り、東洋医学では不快な症状の部位を含め体全体、さらに生活環境なども治療もしくは改善の対象となります。これは東洋医学において、病気の原因が「内因」、「外因」、「不内外因」の大きく3つに分けられるからです。この3つの原因を簡単に説明すると、「内因」とは感情の変化、「外因」とは環境(気候や天候など)の変化、「不内外因」とは生活環境(食事や疲労など)の変化をあらわします。これら3つの要素がお互いに影響し合いバランスを取り合いながら人の体調は日々変化していくのですが、このバランスが崩れた時に自然治癒力が低下し不快な症状となって体に現れます。したがって、治療の際はこの崩れたバランスの原因を探り出し再びバランスを整え自己治癒力を引き出すことが重要となってきます。

 東洋医学の長所と短所

東洋医学は病気のおおもとの原因を探し出し治療する医療です。そのため、治癒すれば再び症状が再燃する可能性は低い治療法であると言えます。また、体全体のバランスを整え自然治癒力を引き出す治療法なので、大きな副作用もありません。加えて、不快な症状があった部位に限らず体全体の調子が良くなるといった効果や健康を維持する効果もあります。ただ、東洋医学は体のバランスを整え自然治癒力を引き出す医療なので即効性はあまり期待できません。また、緊急性を要する(脳梗塞や骨折など)場合には不向きな医療であると言えます。

西洋医学について

 病気の捉え方

西洋医学では基本的に治療の対象が特定の器官や組織に限られます。例えば胃が痛い場合、治療の対象は胃となり集中的に胃に治療を施します。また、西洋医学は科学的根拠に基づいて施される医療であるため、その治療方法にも科学的根拠が求められます。したがって、検査などによる病名の決定が治療上必要となってきます。

 治療の方法

西洋医学における治療方法は基本的に薬物療法や外科的治療が主となってきます。例えば胃の痛みの場合、胃の痛みを緩和する薬物を投与し、外科的治療が必要な場合は胃に対する手術を施します。

 西洋医学の長所と短所

西洋医学では不快な症状を起こしている部位に集中的に薬物療法や外科的治療を施します。そのため即効性が期待できる治療法です。また、東洋医学と比べ緊急性を要する(脳梗塞や骨折など)場合の治療に向いています。加えて、検査技術が優れており、治療の対象を数値や画像等で確認することも可能です。ただ、西洋医学は対症療法的側面を持ち、病気のおおもとの原因に働きかける医療ではないので症状が再燃する可能性が高い治療法であるといえます。また、薬物療法や外科的治療は体への負担が大きく副作用も強く出てしまう場合があります。

東洋医学と西洋医学の違いについて


図1.東洋医学における病気と治療の関係

東洋医学と西洋医学では病気の捉え方に違いがあることから、治療の開始時期も異なります。図1は東洋医学における病気と治療の関係をあらわしたものです。東洋医学には「気」という考え方があり、体を健康に導く気は「正気」と呼ばれています。逆に体を病気に導く気を「邪気」と呼び、邪気は体を健康な状態からはっきりとした症状は現れないが、心身のバランスが乱れ徐々に病気に向かう段階である未病、さらには病気へと導きます。東洋医学ではこの邪気をどのように制していくのかが大切なポイントとなります。そのため、目立った症状がなくても体に邪気をまとった時が東洋医学における治療の開始時期と考えることができます。


図2.西洋医学における病気と治療の関係

図2は西洋医学における病気と治療の関係を図示したものです。西洋医学は基本的に発症後に検査等により病名を確定した上で治療を開始します。検査技術が発達しており検査値や画像診断などをもとに病名を確定します。東洋医学とは異なり、「正気」や「邪気」などといった考え方をしないので基本的に症状が出現する前に治療を行うことはありません。また、病名を確定できない場合などは治療を行えない場合もあります。

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